五等分のブログ

『五等分の花嫁』に対しての個人的な想いを綴ると同時に、原作者ファーストなグッズ、アイテムの紹介などをしていきたいと思います

原作者 春場ねぎ氏 とは

『五等分の花嫁』を読んでみて、すぐにこれはヤバイなと直感的に感じました。

緻密さみたいなモノを感じて、この作者は絶対に頭が良い人なんだなと思いました。

という事で『五等分の花嫁』の原作者である春場ねぎ氏の事を少し探ってみましょう。

 

春場ねぎ氏公開プロフィール

ウィキペディアに掲載されている氏のプロフィール見ていきます。

春場 ねぎ(はるば ねぎ)

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・日本の男性漫画家

 ・1991年7月27日生 血液型はO型 28歳(2020/04/06時点)

 ・愛知県出身

 ・愛知県立常滑高等学校 トライデントデザイン専門学校マンガ学科卒業

 ・2015年11月に結婚。現在は一子の父

 

経歴 

本人が語ったところによると、幼いころより周囲から「絵が上手い」と目される存在だったといい、保育園時代は周りから頼まれてポケットモンスターの絵を描いていた。小学校入学後、漫画を描き始めるが、漫画家という職業の苦しさを知り、一度は漫画家を諦める。その後、高校1年生のとき、友人が作った漫画を読んで創作意欲を刺激され、再び漫画を描くようになる。

 

と、特にこれといって変わったところがない普通過ぎるプロフィールですね。

漫画家を目指して「漫画家という職業の苦しさを知り、一度は漫画家を諦める」とありますが、これ文章の時系列から見ると中学生くらいの時の話ですよね?w

何かリアルに漫画家の厳しさを垣間見る様な出来事が14,5歳であったんでしょうか?w

 

 

2013年、「カワードクロスワールドで第89回週刊少年マガジン新人漫画賞に入選

2013年、同作がマガジンSPECIAL講談社)に掲載され商業誌デビュー

2013年、専門学校を卒業

2014年、「裏世界コミュニケーション」で第21回電撃コミック大賞の金賞を受賞

2014年、週刊少年マガジン『煉獄のカルマ』の連載を開始(~翌2015年)

 

 

これを見ると本人は特に苦労はせずに才能を評価されてますね。専門学校在籍中に少年マガジン新人漫画賞に入選して、そのまま漫画家デビューしちゃってますw

その作品「カワードクロスワールド読んでみると春場ねぎ氏の才能というか個性みたいなものが結構感じられます。

一話読み切りの作品なのでサッと読めてしまいます。実際読めるポケマガのリンクつけとくので是非読んでみてください。

 

カワードクロスワールドのポケマガ

pocket.shonenmagazine.com

 

 

これを読んだ感じたのは絶妙なバランス感覚の持ち主だなという事です。『五等分の花嫁』でも感じたことですが、ストーリーの中枢にはしっかりとした目的とそれに対して登場人物がしっかりその目的を果たすために努力する姿があるというか、ある意味マジメな方なのかもしれませんね。物語の起承転結が当然あってそこに色々と仕掛けをしていくのでしょうか。

常に納得いくまで作り込むタイプの方な感じがします。それでいて、考えがまとまらないとか、原稿が遅れそうだとか、そういう事は一切ない、編集からすると、まぁやり易いしっかりした方だという事です。

 

しかし、そういった真面目さ固さはラブコメ的な演出によってうまく緩和されるんですよね。この「カワードクロスワールドの妄想気味の主人公の語り口はまさにラブコメの王道たるを意識しているところから、やはり、ねぎ氏は本人が語るようにラブコメの影響を強く受けているようですね。

強く影響をうけた漫画家として赤松健の名前を出しています。ペンネームの『ねぎ』の由来で知られる有名な話です。

 

一応書いておきますと、赤松健の代表作にラブひなネギまがあるのですが、春場ねぎ氏はそのネギまが本当に好きなようです。ネギまからペンネームの『ねぎ』は付けたとのことです。

 

赤松健とは、もうラブコメの神的存在ですね。ボクの中でもラブコメ・スタンダードって言ったらやっぱりラブひなですね。

ラブひな』は元もと温泉旅館だった女子寮の「ひなた荘」の管理人のバイトをやることになった東大浪人中の苦学生、浦島景太郎とひなた荘で生活する女の子、ヒロインの成瀬川なるをはじめとする5,6人の女の子との共同生活を描いた正に『ハーレム系』の定番です。この赤松健についても今度ブログに書きたいと思います。

 

「カワードクロスワールドではトラウマや、ちょっとした人体特徴からの差別、人を愛する気持ちと同居する憎しみとか、そういったテーマを扱いながらも、真剣に目的に立ち向かう主人公が明るさと笑い勇気を持って行動する、そんな様なところが人の気持ちを引き付けるとこではないでしょうか。とにかくそういう様々な要素を見せつつも、バランスを保つのが上手な人だと思った訳です。

 

 

さて、そして、第21回電撃コミック大賞の金賞を受賞したという「裏世界コミュニケーション」ですが、手に入れて読みました、読みました(*^^)v

 

コチラですね。

月刊コミック電撃大王 2014年9月号!第21回電撃コミック大賞の金賞を受賞したという「裏世界コミュニケーション」が掲載されてるヤツです!取寄せました!

 

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  前の「カワードクロスワールドは新人賞入賞作品ですが、こちらに掲載されている「裏世界コミュニケーション」は金賞受賞作品ですからね!きっと「カワードにあったちょっと粗削りな素人感もなくなって洗練されているでしょうか?

 

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・・・・読んだのですが。う~~ん... せっかくブログを立上げて自分なりのペースとセンスで書いていけるかなと思っていたんですが... 困ったな。。。

正直、この作品が金賞を取る理由がいまいち分かりません。

え~っとですね。。。作者が『灼眼のシャナ』好きというところは良く分かりました。

異世界魔術勇者の剣みたいな感じも見え隠れしてます。

 

まぁ、設定は、

「ある日ちょっと妙なカッコしたカワイイ転校生の女の子が主人公の前に現れ急接近する。その中で女の子が普通の人間じゃない事がだんだん分かってくる。その異世界の女の子とある戦闘集団から狙われる運命を共にする事になる。やがて敵を倒すとその女の子との別れの時間が訪れる」

という出来事を繰り返すというループの中にいる主人公。その女の子は宇宙人だったりエスパーだったりなんですが、毎度パターンは一緒でどうなるか分かり切っているお決まりのパターンに飽き飽きした日々を過ごしている。

共に敵を倒すと女の子は「ありがとう。でも戻らなきゃいけなくなっちゃった。行くなって言ってくれれば行かなくてもいいんだけどなぁ...」とか言って彼を見つめると彼はボケ~~っとしてハイハイって感じで鼻くそ穿ってるんですよ爆笑

 

こう説明しているとなんかすごい面白いですよね。そうなんですけど、なんていうか全体を通してちょっと軽い感じに思えたというか...

春場ねき氏が他の作品でもっているトラウマ的なモノだったり日常の持つ残酷なリアリティみたいなものの表現が弱く感じました。でも考えてみるとコンセプトもいいし、特にバランス感覚が絶妙で評価する部分は多いかもしれませんねw

 

そして展開させるストーリーではそんなループの中、今回はお決まりのパターンとはなんか違くて実はみたいな、ラストシーンでえええ??みたいな感じなので構成も良かったんですが、なんかちょっと期待感が強かった割に、アッサリしてたから、なんか物足りなく感じちゃったのかもしれません笑。

 

さぁ、それでは公式でデビュー作として知られる『煉獄のカルマ』に進みたいところですが、現在読んでいるトコロなので読み終わったら感想を書きます!今、感じているのは、なんだよ結構面白いじゃんか!ってトコですw

 

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煉獄のカルマ コミック 1-5巻セット (講談社コミックス)

煉獄のカルマ コミック 1-5巻セット (講談社コミックス)

  • 作者:春場 ねぎ
  • 発売日: 2015/10/16
  • メディア: コミック
 

 

顔は写りませんが、春場ねぎ氏が出演してキャラクターを執筆するところの映像がありましたので、載せておきます。『五等分の花嫁』連載中に作った映像です。

 

 春場ねぎが五月のイラストを描く(早回し映像)


【作画動画】新連載‼『五等分の花嫁』 春場ねぎ先生

 

氏のツイッターは『煉獄のカルマ』の頃から使っている自らの「春場ねぎ」のアカウントを使用している様で、さかのぼれば『五等分の花嫁』連載を終わらせた現在とは全然違った地味な行動様子を見る事が出来ます。

 

 

 

 2015年に『煉獄のカルマ』の連載を終えてから『五等分の花嫁』連載に至るまでは結構、時間がかかっています。

『五等分の花嫁』も実は連載スタートではなかった、というお話を次回。