『五等分の花嫁』読み切り、少年マガジン2017年8号掲載!
『五等分の花嫁』がこうやって多くの人に認知され評価を受けて本当に良かったですね。この作品は春場ねぎ氏が構想を温め独自の手法を使って世に出したそのコンセプトなどが高く評価すべきところだと思ってます。
それと同時にヒロイン達の可愛さが際立っているのですが、その理由として徹底されたキャラ設定による部分が大きいと思います。しかしやはり春場ねぎ氏直々に書かれたキャラクターが放つ魅力というか、表情が複雑な感情やシチュエーションを見事に表現しきれるほどの完成度を持っているという事が人気の秘密ではないでしょうか。
そんな『五等分の花嫁』も最初っからキャラクターが完璧に完成していたわけでもなく作者のタッチも変化し固まっていった訳です。
主人公キャラクター案
そんな中で温められてきた『五等分の花嫁』はついに陽の目を見る時がきます。
デビュー作の『煉獄のカルマ』では春場ねぎ氏が広く一般的に名前が広がることはありませんでした。
そのせいか『五等分の花嫁』は一話読み切りという形でテスト的に少年マガジンに掲載される事となります。
少年マガジン 2017年 第8号(1月25日発売)
今日の『五等分の花嫁』ブームもすべてここが始まりだったんだと思うと感慨深いモノがありますよね。この 少年マガジン 2017年 第8号 はネット上で結構高価で取り引きされています。
この読み切りは連載の第一話と同じ内容ですが、いろいろと違う部分はあります。
上の写真だとちょっと分かりづらいですが三玖の髪型がショートのおさげだったり、五月の星型ブローチが左右ではなく右側に二つだったりと細かい部分は結構あります。
その違いを連載の第一話と見比べながら読んでみると非常に面白いですね。
作画のタッチだけに関わらず、漫画のシーンの見せ方に大きく影響するコマ割りなども大きく変えてる部分があったりして、よりインパクトをつけるために作者がどのような手法を使ってどの様な変更を加えたのかなど、漫画を描いている人にも非常に参考になるのではないでしょうか。
そしてこの読み切りは評価が高い事から『0巻』として、第一期TVアニメの DVD & Blu-ray 第1巻初回限定版の特典として世に出て、これも非常に人気が高く現在ではネット上で1万円近い金額で取り引きされていたり、だんだん出品自体がなくなってきている感じです。
初回限定DVDの特典 『五等分の花嫁』0巻
ボクはこの『五等分の花嫁』家族愛だったり好きな人への気持ちだったり、非常に人間として大切なテーマを扱っている素晴らしい作品だと思っています。遊び心満載なところがやはり人気の秘訣だと思いますが。
現在(2020/04/06)原作の連載は終了しましたが、今月17日には最終巻の14巻発売と同時に『五等分の花嫁』関係の書籍が多く同時販売することになっています。
まぁ、講談社をはじめとする関係各社はこうなることを期待してやってきた訳ですから、まぁここが稼ぎ時なんでしょうが、コミックのフルカラー版っていうのはどうでしょうw
ネット所に上がっているモノを見ましたが、ボク個人的にはどうも『やっつけ仕事』がにじみでているというか、あえてプレーンな色付けで仕上げているのか分かりませんが原作の絵のクオリティを下げちゃってる様に感じてしまっています。
やっぱり白黒だからこそ想像力を掻き立てる部分もあると思うし...
みなさんはどの様に感じているのでしょうか?w
ちょっと第一話を比較して見てみてくださいw
原作(白黒)での第一話
フルカラー版の第一話
それでは次は連載『五等分の花嫁』について書いていきます。